薬剤師が転職する際に気をつけるべき2つのポイントとは

薬剤師
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キャリアアップやライフスタイルの変化などを理由に転職を考えている、という薬剤師さんもいるでしょう。薬剤師が転職する際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

この記事では、どのような点に注意するべきか、詳しく解説します。

年齢制限

まず注意するべきは、年齢です。特に公務員薬剤師を目指すのであれば、年齢制限があるので注意しましょう。例えば、厚生労働省が募集している薬剤技官の場合、60歳以下という年齢制限があります。地方公務員などの場合も、多くの自治体や病院で年齢制限が設けられているので確認しましょう。

一般企業で年齢制限を明確に設けているところはあまりありませんが、暗黙の了解として40代以降の転職は厳しいといわれています。これは、製薬会社や病院は人気があるため人手が足りていること、薬剤師は希望年収が高いため採用すると人件費がかかることなどがその理由です。

とはいうものの、40代以降でも転職先がないわけではありません。全国展開しているドラッグストアや地方の調剤薬局などでは、40代以降でも転職できる可能性があるといえます。特に、管理薬剤師としての実務経験がある人は好条件で転職できることもあります。

自身のアピールポイントを整理しておく

薬剤師が転職を成功させるためには、自身のアピールポイントを整理しておくことが大切です。なぜなら、薬剤師の転職市場は年々激化しているからです。また、薬剤師の業務が対物業務から対人業務へとシフトしてきていることも理由として挙げられます。そのため、転職活動では履歴書や職務経歴書、面接などで自分の強みをしっかりアピールしましょう。

アピールできるポイントは転職先の業種によって異なります。ドラッグストアであれば、コミュニケーションスキルや接客、セールスの経験が大きなアピールポイントとなるでしょう。

病院の場合、資格などの専門知識があるかどうかが問われます。また、医師や看護師といった異なる業種の人ともかかわるため、チームのメンバーとして活動した経験もアピールできます。

製薬会社において求められるのは、薬学の知識とビジネススキルです。社会人としてのビジネスマナーを備えていることは必要不可欠だといえるでしょう。

まとめ

薬剤師の資格を取得している人の数は年々増加しています。そのため、年齢やスキルによっては希望の条件の企業や病院に転職することが年々難しくなっている、といえます。しかし、だからといって転職できないわけではありません。薬剤師という業界の状況をよく把握し、自身の魅力をしっかりアピールすることが転職を成功させるための重要なポイントです。

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