薬剤師の代表的な就職先や選び方のポイントについてご紹介

薬剤師

将来の選択肢として、薬剤師を考えた際に就職先は多くの方が気になることでしょう。
薬剤師として働く就職先は複数ありますが、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在します。

それぞれの就職先の特徴を知っていれば、実際勤務をした際のギャップを減らし早期離職のリスクの低減が可能です。

今回は、薬剤師の代表的な就職先の特徴やメリット・デメリット、就職先を選ぶ際のポイントについてお伝えします。

薬剤師の就職先5選!特徴とメリット・デメリット

薬剤師の就職先として代表的なものは以下の5つになります。

・病院
・調剤薬局
・ドラッグストア
・企業薬剤師、MR
・公務員

ここでは、それぞれがどのような働き方をするのかや、メリット・デメリットについてお伝えしていきます。

病院

薬剤師の就職先で最も割合が多く、臨床に近い現場での勤務が可能です。

メリットとしては、以下のとおりです。

・患者さんと向き合い、臨床現場での医療に携われる。
・治療経過がわかりやすく、実感も得やすい。

反対に、デメリットは以下のとおりです。

・夜勤などがあり、勤務形態が不規則。
・身体的な負担が大きい。

また、年収相場としては薬剤師の就職先の中では高いほうではありません。

調剤薬局

女性人気が高く、職場選びの選択肢も豊富な点が特徴です。

メリットとしては、以下のとおりです。

・基本的には日勤帯のみ(夜間対応除く)
・幅広い医療機関の処方箋に触れられ、勉強ができる

反対に、デメリットは以下のとおりです。

・職場が狭く、人間関係のトラブルが生じやすい
・職員数が少ない場合が多く、休みが取りにくい場合がある

ドラッグストア

薬の販売および調剤どちらにも携われる場合が多く、さまざまな経験を積める可能性がある点が特徴です。

メリットとしては以下のとおりです。

・薬剤師の就職先として、年収相場が高め
・薬剤師以外のスキルも身につけられる

反対に、デメリットは以下のとおりです。

・営業時間が長く、土日営業も多い
・薬剤師以外の雑務にも従事する可能性がある

企業薬剤師、MR

一般の企業に属し、医薬品の卸や、薬の管理や治験コーディネーターしての働き方があります。

メリットとしては、以下のとおりです。

・残業が少ない場合が多い(企業薬剤師)
・高収入を狙いやすい(MR)

反対に、デメリットは以下のとおりです。

・全国移動のリスクがある(共通)
・臨床に携われる機会が少ない(共通)

公務員

国公立病院や行政業務は地方公務員、厚労省などは国家公務員とそれぞれ働き先が異なります。

メリットは以下のとおりです。

・福利厚生面が充実している
・やりがいを感じる場面が比較的多い

反対に、デメリットは以下のとおりです。

・副業禁止
・臨床に触れる機会がほとんどない(国家公務員)

薬剤師としての就職先選びのポイントは3つ!

薬剤師として実際に働く場合、働く先を選ぶポイントは大きく分けて3つあります。

1.業種
2.働き方
3.待遇

ここでは、それぞれについて大まかにお伝えしていきます。

業種

業種を選ぶ際のポイントは、自分自身が臨床に関わりたいかどうかです。
どちらにせよ、社会的な貢献は可能なので、自分自身がどういった関わり方をしたいのかをまずは考えましょう。

働き方

自分がどういった分野での知見・技術を得たいかを考えましょう。
その他、労働条件についてもきちんと調べる必要があります。
長く腰を据えて働けるかどうかを見極めることも重要です。

待遇

実際勤務をするうえで待遇面の確認は非常に重要です。
どの程度お給料が支払われるのか、福利厚生はどうなっているのか、転勤の有無などをしっかり確認するようにしましょう。

まとめ

薬剤師の代表的な就職先の特徴やメリット・デメリット、就職先を選ぶ際のポイントについてお伝えしました。

薬剤師としての就職先を選ぶ際は、まずは大きく臨床に携わりたいか、間接的な形で医療や人々の生活や健康に関わりたいかを考えます。

そのあと、代表的な就職先のなかから考えを実現可能なものを選びます。
実際に働く場所を決める際のポイントは大きく分けて3つです。
業種、働き方、待遇、長く勤務を続ける、自分自身のライフプランを実現するといった目的を達成するためにしっかりと事前に調べて決めるようにしましょう。

薬剤師としての就職先選びの第一歩にこの記事がお役立ちできれば幸いです。

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