薬剤師国家試験の大学別合格率は?ランキングや受験資格など紹介

薬剤師

薬学部に入学したほとんどの方は、薬剤師を目指すでしょう。薬剤師になるには薬剤師国家試験に合格する必要があります。そこで、薬剤師国家試験の対策を解説します。

薬剤師国家試験の基本情報|受験資格・合格率・難易度など

薬剤師国家試験は、毎年2月に実施されます。第110回薬剤師国家試験は、2025年(令和7年)2月22日(土)と2月23日(日)の2日間です。合格発表は、2025年(令和7年)3月25日(火)午後2時に、厚生労働省のホームページにて発表され、合格者には合格証書が送付されます。

試験地は、以下の都道府県です。

北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県及び福岡県

引用:厚生労働省:薬剤師国家試験

また、受験資格は、外国の薬学部卒業者や、旧薬剤師法の要件にあたる者を除き、6年制の薬学部を卒業、または卒業見込みの人に与えられます。つまり、薬学部を卒業、または卒業見込みであれば国家試験が受験可能です。

薬剤師国家試験の大学別合格ランキングトップ5

薬剤師国家試験の合格率は、毎年厚生労働省により発表されます。また、難易度は、過去の試験結果から推測できます。第109回(2024年)の薬剤師国家試験における、在籍者・既卒者を合わせた受験者総数の合格率は、以下のとおりでした。

国立大学83.85%
公立大学85.68%
私立大学67.11%
総数68.43%

参照:厚生労働省医薬局 第109回薬剤師国家試験 大学別合格者数から作成

学生・既卒を合わせた総数での合格率は7割弱でした。また、国立・公立・私立すべての大学で、在籍者・既卒者を合わせた受験者総数での合格率ランキングトップ5は、以下の5校です。

順位大学名大学種別合格率
1位名城大学私立95.63%
2位山陽小野田市立
山口東京理科大学
公立94.06%
3位金沢大学国立93.33%
4位広島大学国立90.38%
5位北海道大学国立90.32%

参照:厚生労働省医薬局 第109回薬剤師国家試験 大学別合格者数から作成

1位は、名古屋市にある名城大学です。2年連続合格率1位になっています。2位は、山陽小野田市立山口東京理科大学です。当大学は、2018年に西日本の公立大学で初めて薬学部が設立されました。2024年は設立当初の入学者が6年生となり国家試験を受験した結果、全国2位の結果をおさめました。

両校とも、国家試験に向けた独自の環境やカリキュラムを整えていることが好成績の要因になっています。

まとめ

薬剤師国家試験は、受験者全体での合格率は7割弱です。大学に6年間通ったうえで受ける試験でも3割以上が落ちる試験ですから、難易度は高いといえます。薬剤師国家試験に受かりたければ、合格率の高い大学選びをするのも大切でしょう。

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