転職先を選ぶ際、最初の判断基準となるのは求人情報です。しかし、求人情報にはさまざまな情報が掲載されているため、どこをどう見ればよいのかわからない、という人もいるでしょう。求人情報を見る際のポイントは、自身が何を重視して転職活動しているのか、ということです。
この記事では、年収アップを重視する場合と働きやすさを重視する場合それぞれで一体どこをチェックするべきなのか、詳しく解説します。
年収をアップさせたい人は手当や福利厚生をチェック!
年収を今よりもアップさせたいのであれば、何よりも重視するべきは基本給と賞与です。前職よりも基本給が高いかどうか、賞与はどのように計算するのかをチェックしましょう。
また、残業手当はどのようになっているのかも確認しましょう。なぜなら、固定残業制の場合、基本給のなかにあらかじめ固定の残業代が含まれていることがあるからです。住宅手当が支給されるかどうかも、年収に関係する項目です。
社会保険や福利厚生についてもしっかり確認しましょう。転職先の企業が加入している社会保険によって月々の保険料は異なります。また、退職金や医療費還付制度が用意されているかどうかは、生涯年収に大きく影響します。特に退職金の計算方法は企業によって異なるため、しっかり確認することが大切です。
働きやすさを重視したい人は、募集背景や勤務条件をよく確認しよう!
働きやすさを重視するのであれば、その求人の募集背景をチェックしましょう。なぜなら、企業のなかには、何らかの理由で人の移り変わりが激しいところがあるからです。新規出店のための欠員補充やスタッフが出産準備に入るための欠員補充など、理由が明確であれば安心です。求人情報からだけでは判断できない場合は、転職エージェントなどに相談するとよいでしょう。
また、働きやすさを重視するのであれば、職場のスタッフの性別や年齢層もチェックするのがおすすめです。ベテランの人の場合、転職先の職場のスタッフの年齢層が若いと仕事の負担が増えてしまうかもしれません。また、女性しかいない職場だと、力仕事も女性がしなければならなくなります。
そのほか、休日や仕事内容などについてもしっかり確認しましょう。特に、仕事と家庭生活を両立したい、という人は勤務条件や勤務体制のチェックが必要不可欠です。
まとめ
年収アップを目指して転職活動している人は、それにつながる手当や福利厚生の項目をしっかりチェックすることが大切です。一方、働きやすさやライフスタイルの重視を目的に転職活動している人は、職場の雰囲気や環境、仕事をするうえでの勤務体制がどうなっているかをよく確認しましょう。