薬剤師の給料 勤務先と職種で大きな差

薬剤師

薬剤師の給料は、コメディカル職でも高いほうです。その内容を、詳しく調べてみると、勤務先や職種によって大きく違います。

「どのような勤務先の給料が高いの?」「薬剤師は調剤以外にどのような仕事があるの?」そんな疑問を持っている人が多いのではないでしょうか?

この記事では、薬剤師の勤務先別、職種別の給料について詳しく解説します。

薬剤師の平均的な給料は?

厚生労働省が発表した「令和5年賃金構造基本統計調査」に基づく、薬剤師の平均年収は以下のとおりです。

  • 男性:平均年齢41.0歳 平均年収 約623万円
  • 女性:平均年齢39.7歳 平均年収 約543万円
  • 男女計:平均年齢40.3歳 平均年収 約577.9万円

薬剤師の勤務先別給料ランキング

薬剤師は勤務先や職種で業務内容が違い、給料も違ってきます。平均年収のランキングでは、企業薬剤師の給料が最も高く、病院や調剤薬局の薬剤師の給料は低くなっています。

1位 企業(製薬など):430~700万円
2位 ドラッグストア:450~600万円
3位 一般病院:380~570万円
4位 調剤薬局:450~550万円

薬剤師が給料をもっとあげるには?

薬剤所の給料をあげる方法は、いろいろあります。どの方法を選ぶにしても、職種や職場が自分に合うかどうかを考えることが大切です。

  • 給料が高い職種に転職する
  • 資格を取得する
  • 現在の職場で昇進する

給料が高い職種に転職する

薬剤師の業務内容は調剤以外にも多くの種類があります。なかには薬剤系以外のスキルが求められる職種もあります。

管理薬剤師

平均年収600~900万円

調剤薬局や、病院薬剤部で管理運営業務をします。資格取得には薬局での5年以上の実務と認定薬剤師資格が必要です。また管理薬剤師として働くには、パートタイマーや副業では困難です。

MR(Medical Representative)

平均年収500~1,000万円 

勤務先は製薬会社などの企業で、病院や医院、クリニックに医薬品の情報を提供する仕事です。販売はしませんが営業的なセンスが必要となります。

研究職

平均年収700~900万円、

製薬会社、食品会社、化学薬品会社などで商品開発関連の研究をします。薬剤師としては最も高額給料の職種です。そのため、就職はかなり難しいのが現状です。

開発職

平均年収 500~1300万円

勤務先は、おもに製薬会社です。新薬開発から承認までの流れを管理運営し、ときには、英語力が必要になることもあります。

CRC 治験コーディネーター      

平均年収 500~800万円

医療施設で、治験実施の折衝や調整をする仕事です。医師、治験施設スタッフ、開発者、治験者の間に立って、さまざまなサポートをします。対人調整能力がいります。

CRA臨床開発モニター

平均年収 500~800万円

治験契約、モニタリング業務、CRF(症例報告書)チェック・回収など、治験終了の際のあらゆる手続きを行ないます。

資格を取得する

薬剤師の上位資格を取得すると、昇進、資格手当受給、有利な転職などにつながります。

認定薬剤師

24種類の認定制度があり、いずれも試験に合格しなければなりません。受験には薬剤師資格保持と一定の実務年数がいります。手当の金額は職場によって違いますが、昇格、昇給のチャンスを増やせます。

専門薬剤師

13種類の専門薬剤師制度があります。実務年数、研修、試験合格の条件をすべて満たして初めて取得できます。昇格、昇給、有利な転職などに役立つ資格です。また、高額の資格手当も期待できます。

職場で昇進する

職場で昇進して役職者になることも、昇給の道です。

病院薬剤部管理職

勤務年数や管理能力、取得資格などで可能性が高まります。

薬剤師主任 約500万円

薬剤師部長 600~700万円

調剤薬局

勤務年数、管理能力、取得資格などが評価されます。

管理薬剤師550~650万円

エリアマネージャー600~800万円

ドラッグストア

ドラッグストアでは、販売業務、商品陳列、在庫管理、レジ打ちなど業務が多岐にわたります。経験を積んで管理能力が評価されるとエリアマネージャーなどの役職に就けます。

エリアマネージャー 年収600〜700万円

会社規模や実績によっては1000万円以上の可能性もあります。

まとめ

薬剤師の給料は、勤務先や職種によって大きく違います。高額給料の職種は、薬学系以外の知識やスキルがいることが多いものです。また、職種によっては、調剤の技術が身につかないこともあります。

給料をしっかり調べるとともに、必要な能力や身につく知識やスキルの調査も大切です。高額の給料をもらっても、適性がない仕事を続けるのは難しいので、給料とともに業務の質も十分に検討しましょう。

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